第38章 『転校少女と小さな歪み』
中「あっ!おはよう***ちゃん♪」
羽「っ!…おはよう」
なんだろう…
昨日の今日でなんだか気まずい。
"あの後" からずっとこんな感じだ…
『おはよう…』
中(なんか空気重くないか?;)
「ろ、廊下出ようか?(^^;」
そして廊下に出た私たち。
拳武くんが迎えに来た後、
私の異変に色々気づいたはずの
拳武くんだったが、
結局ふたりで歩く帰路では
なにも聞いてこなかった。
いつもは沈黙なんて
どうってことない私たちだが、
昨日はその沈黙がなんだか怖くて
居ても立ってもいられなかった。