• テキストサイズ

転校少女と…

第27章 『転校少女と君の発言』



羽「……あみ!」

『えっな、なに?』

羽「なにじゃないよ、
どうしたのさぼうっとして…」

『ご、ごめん…なんでもない…』


実を言うと、

あの日のことが脳内で

いっぱいになっている。

そのことは、

色んなことが気がかりで

拳武くんには言えないでいた。


羽「ほんとに大丈夫?
無理だけはしないでよ」


私は彼のこういう所が

本当に好きだ…

気になっても、

決して深くは追求しない。

相手が言ってくれるのを待つ。

そんな彼の姿勢は、

今の私には優しすぎるほどに

ありがたいものだった。
/ 398ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp