第12章 熱の違い
朝起きて机の上を見るとピンク色の狼が乗っていた。
由佳忘れてなかったんだなぁ。
と思いながら、そのぬいぐるみをベッドの端に置きなおした。
なんか女子の部屋みたい…
って思いながら、片付けたら片付けたで、
次に由佳が来た時文句言ういだろうし…
誰が見るわけでないので、
このままでいいかと思い部活に行くために支度をして
メッセージアプリで、今から出るとうてば了解とくる。
不安になるくらいなんか普段通り過ぎて…
途中で山口と合流して、来週はIHだね。
なんて言いながら頑張らなきゃって言っている。
マンション前に着くと由佳はもういて、
僕があげたチョーカーもしていて。
「おはよー!蛍、グッチー!」
「おはよ」
「おはよう!!」
「グッチー、グッチー、実はね、昨日からね、蛍とお付き合いすることになりました!!」
「えー!!そうなんだ!よかったね!おめでとうツッキー!由佳ちゃん!ツッキー良かったね!だってず…」
「山口うるさい」
「ごめんツッキー!!」
そんな話をしながら、行く学校の体育館はあっという間で。