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イケメン戦国~捕らわれた心~

第9章 政宗の花嫁


とろとろに
溶けるまで口付けられて

白雪は中庭から閨へと
政宗の手によって 運ばれる

褥にそっと降ろすと
熱の隠った瞳で

乞う様に見つめられ
ゾクリと腰が疼いた

「っ…煽るな」

二週間 白雪を抱いていない
毎日 美しい躯を
隅々まで 洗い清めても

痛々しい 力の痕に
それ以上の事は 出来なかった

「大丈夫か?無理なら言え」

珍しく 余裕のない顔で
白雪の瞳を 覗き込む

「大丈夫 もう何処も…
痛くない…から…」

白雪が首を少し傾げ
甘える様に応える

「抱いて」

「っ…馬鹿」

押さえ付けた
慾望が 恐ろしいほど
素直に弾けて

思うままに 唇を奪い
口中を蹂躙する

熱い舌が ねっとりと
絡み合い 熱を移し合う

水音が響き
銀糸が伝う

「んっ…はぁ……ちゅく…ちゅ……んん」

耳に響く声が 水音が
政宗の自身を 熱くたぎらせる

着物をはだけ
首筋に舌を這わす

白雪の脳裏に こびりついた
悪しき記憶が 政宗によって
塗り替えられていく

髪に

頬に

瞼に

唇に

耳に

首筋に

鎖骨に

二の腕に

脇に

腕に

指先に

胸に

臍に

腹に

太腿に

脹脛に

足に

足の指まで

口付け 舌を這わせ 甘く噛み
白雪の 全身を味わい堪能する

「はっ……んん……ふっ……」

滑らかで 何処までも白く
美しい肌に 時を忘れて
貪りつく

「ふぁ……ふっ……んっ……」

絶え間なく 甘い声をあげ
蕩けていく 白雪

「まさ…むねっ…すき…あっ……」

「…知ってる」

「んっ……ふっ……んん……」

「お前は…もっと…俺の愛を…
その躯で…知ると…いい」

深く唇を 塞ぎながら
掠れた声を 耳に注ぐ

ツンと尖った
胸の蕾を 指先で弾く

「んんっ……ふっ……んっ」

声にならない声が
政宗の喉に 吸い込まれる

摘み 擦り
こりこりと指先を押し付ければ
白雪の躯が反り返り 嬌声をあげる

「あっ……あぁっ」

蒼白い躯を 紅く染めて
膝を擦り合わせ
潤んだ瞳で政宗を見つめ

「まさ…むねぇ……」

甘ったるい声で
政宗の耳を溶かす

「しらっ……ゆき…」

政宗の手が
躯を辿る度 切なく喘ぎ
細い腰をくねらせる

その扇情的な様が
政宗を追いつめ
昂らせる


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