第7章 紡がれる日々

「言えたら褒美をやる」

褒美が何かは
聞かずとも分かる

「ひどい…」

「酷くないだろ？上手く言えたら
褒美をやると言ってる」

笑いながら舌を差し込んで
口中をくすぐる

「ふぁっ…はぁ…ほし…いの」

「何が…」

とろりと溶けた花に
熱く硬い固まりがぬるぬると
擦り付けられ 腰が浮く

「っ…はぁ…もっ…ちょ…だいっ」

「まさ…むねが…ほしっ」

貪るように口付けて同時に
膣を滑り子宮の奥深く
硬直した男根が捩じ込まれる

「ひあぁっ」

その熱に太さに
硬さに深さに息が詰まる

それなのに蕩けた花はすんなりと
政宗を受け入れくちゅくちゅと
卑猥な水音をあげ続ける

蜜を溢れさせ どろどろの接合部が
白雪から見えるように
両の膝を 顔まで上げられる

ぐぢゅっ ぐぽっ ずりゅっ

白雪の目前で
紅く開いた花が政宗を
咥え込んで涎を垂らす

「あっ…ひぁっ…ふぁっ」

ゆっくり挿入されれば
甘い快楽に蕩け

「ふぁっ…あっ…あぁ」

激しく突かれれば
突き抜ける快感に震えた

「ひっ…ひあっ…やぁっ…」

「どっちがいい？
好きな方で攻めてやる」

低い声で囁かれ
目の前でずぼすぼと
出し入れを繰り返され
自分の蜜が顔に垂れた

「やっ…あぁ…ふぁっ」

付いた蜜を拭うことさえ
出来ずに躯を襲う快感に
ただ耐え 喘ぎ啼く

「あっあ…もっ…らめっ…ひあっ」

小刻みに震え大きな波が登ってくる
政宗は白雪の片足を肩に抱え
より強く速く腰の疼きを打ち付ける

「っ……だめぇっ……ひっ…あぁぁ」

躯中を強張らせ 仰け反り
政宗の背にその小さな
爪を突き立てて激しく
身を震わせ…登り詰めた

白雪の痙攣を待つ様に
政宗も吐精感を解き放つ
背中に痛みを感じながら
ドクドクと白濁を流し込み

白雪を抱き締めながら
そのまましばし心地いい
疲労感に身を任せた

日が傾き始めた頃 道場へ向かう
何人かに声を掛け太刀筋を諌める

「御館様 お怪我でも？」

「は？」

「いえ…普段は自ら
諸肌脱いで稽古されるので…実は倅が
五日後の剣術大会に出場するので
太刀筋をみて頂こうかと」

後から精悍な顔立ちの若者が歩み出る

しばし考えた後
諸肌脱いで木刀を手に取る

進み出た政宗の背中を見て
家臣が目を見張り固まる

「背中の淡い痛みは 男の勲章だ」

独眼竜は不敵に笑う