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イケメン戦国~捕らわれた心~

第5章 新たなる日々


翌日


信長の元で
秀吉が茶を点てる
静寂が辺りを包む


脇息に凭れた信長が
懐から包みを
出して中身を口に放り込む


不思議そうに見る
白雪の口に信長が
自分がしたように何かを入れた
口中に広がる覚えのある味……


「金米糖だ」


「ぶはっ!
…ごほっ…こほっ…」


盛大に顔を赤らめ
ゴホゴホとむせる白雪


政宗は
声を立てて笑い出し


秀吉に睨まれても
笑い声は収まらず
白雪の赤面も収まらず…


信長は不思議そうに
手の中の小さな
金米糖を眺めるのだった
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