第11章 意地悪な花婿
両方の手首を掴んで
顔を上げさせる
期待と不安に揺れ潤んだ瞳が
政宗を煽るように攻め立てる
手首の拘束を
解かぬままに
朱に染まる首筋や
固く尖った胸の蕾を
じっと眺める
「もっと見せろ」
「え…」
たじろぐ白雪に
にやりと笑い
「脚を開けって言ってる」
「そ…んな」
「…もう止めるか?」
「………」
止めれないと分かっているし
止めると言われても
止める気もないが
羞じらう白雪が見たくて
そんな風に言ってみる
「っ……いじわる…」
小さく答えて
政宗から顔を逸らすと
白雪が自らの意志で
ゆっくりと脚を広げる
紅く膨らんで
てらてらと濡れたそこを
命じられるまま政宗に晒した
「っ……白雪…」
目の前の淫靡な光景に
息を詰まらせる
どうしようもなく
美しく
どうしようもなく
卑猥で
どうしようもなく
愛しい
「最高に可愛い…」
余裕のない掠れた声が
白雪を昂らせる
目の前で開かれた花を
舐めるように見つめれば
その貼り付く様な視線に
とろりと蜜が溶け
秘豆が勃ちあがる
「ふっ…ここをそんなに
ひくつかせて……物欲しげだな」
ひくひくと動き
刺激を求める花を
しつこく眼で犯す
「欲しいなら
自分で挿れてみろ」
手首を掴んだままで
にやにやと攻め立てる
「っ……あ……」
先程擦り付けた 政宗の硬さが
中に欲しくて 仕方ない白雪は
膝立ちになり
ゆらゆらと腰を揺らして
政宗を迎え入れようと試みる
先端がぬるぬると擦れる度
躰をびくつかせる
「っ…ふっ…はぁ…むりっ…」
涙を溜めて政宗に哀願する
「政…宗…はぁ…気持ち…よくて…
できな……いっ……あぁ…」
にやにやといやらしく
笑いながら手首から手を離し
細い腰をがっちり掴むと
「仕方ない…手伝ってやる…」
掴んだ腰を
自身めがけて沈めていく
くぷっ
「ほら…先っぽが入ったぞ」
先端部分だけを挿れ
掴んだ腰を強制的に揺らす
「はぁっ……あぁ…」
浅くヌプヌプと
挿し入れを繰り返す
「ふぁっ…いっ…あぁ」
「……こっち向け…舌だせ」
ねっとりと舌を絡ませ
蕩ける様に口付ける
政宗の唾液を
喉を鳴らして
夢中で呑み込む白雪
掴んだ腰を一気に押し下げ
同時に下から腰を突き上げた
ぐちっっ……ぬぶぶっ
「ひっ………」