第34章 10年越しの告白
翔さんを横たわらせると少し不安そうな瞳で俺を見る。
「やめようか?」
そう言うと翔さんは目を伏せた。
「ううん…やめなくていいよ…でも、俺…初めて、なんだよね…」
「うん…俺も…」
「えっ⁉潤も?」
「なんでそんなに驚くの。俺、ずっと翔さんのこと好きだって言ってるじゃん。
この7年間、恋人いたこと無いんだけど」
「恋人いなくても潤なら誰か相手してくれる人いたんじゃ…」
「翔さんの中の俺ってどんなイメージよ…俺、結構一途なんだけど…
本気で好きな人がいるのに他の人遊びでなんて抱けないよ」
「潤って見た目と違って真面目だよね…」
「そうだよ、俺は真面目なの。だから翔さん以外要らない…」
「うん…」
微笑む翔さんにキスをした。深く絡み合うキスをしながら身体に触れる。
すぐに勃ちあがるお互いの中心…擦り合わせるように腰を揺らすと翔さんも合わせて腰を揺らす。
「翔さん、気持ちいい?」
「ん…いい…」
俺の首に腕を巻き付けしがみつくと恥ずかしそうに答えてくれた。
翔さんの下の口を指で触れるとビクッと震えた。
「いくよ?」
コクンと肩口で頷いてくれたからそのまま指に力を入れた。
「あっ!」
「痛い?」
「う、ん…」
「だよね…」
指先を入れたのはいいけど、全然ナカに進んでいかないし…
水分が足りないんだよな。
「翔さん、もう一回イッて?」
「え?あっ、やっ…あぁっ!」
翔さんの中心を掴むと口に含んだ。口と手を使って扱くとあっという間に登り詰めていく。
「あっ、あっ、じゅ、んっ!」
翔さんの熱が俺の口の中に吐き出された。