• テキストサイズ

恋歌 《気象系BL》

第31章 future of hope


「気持ちよくなった?」

「ん…」

「よかった…じゃあもっと気持ちよくしてあげるね」

枕元に置いてあるローションを手のひらに出すと指にローションを撫で付ける。  
俺の脚を左右に開くとローションの付いた指が入口付近を撫で回した。

「あ…」

ツプリと雅紀のゴツゴツした指先が差し込まれた…グリグリとそこをかき混ぜられたかと思ったら一気に押し込まれた。

「あぁっ!」

雅紀の行為は早いけど優しくて、あっという間に全身が蕩けてしまう。  

「あ、あっ…いい…」

指の数が増やされていくともう我慢の限界…

「ま、さき…も、いれ、て…」

「ん、もう大丈夫そうだね」

雅紀の指が抜かれ、ゴムをはめてローションを垂らす。
この待っている時間がもどかしい。
さっきまでのスピードが嘘のように落ち、俺のことを見ながら準備を進める雅紀。

絶対わざとだ…俺のこと焦らして楽しんでる。
そうわかってはいるのに雅紀の罠に嵌まるんだ。

「まさき、早く…もう、我慢できない…」

俺がこの言葉を言うのを待っていたかのように準備を整えた雅紀が俺の両脚を開き抱え込むとニコッと笑った。

「俺も、我慢できない」

そう言うと一気に雅紀が押し入ってきた。

「ああんっ!」

待ち望んだ刺激が急激に与えられ、全身が歓喜に震える。

そこからは一切の手加減なんてなく激しく打ち込んでくる。俺は雅紀の背中に腕を回し必死に雅紀を受け止めことしかできない。

「あぁ…い、い…まさ、もっ、とぉ…」

雅紀の動きが止まり、手が頬に触れた。目をうっすら開くと俺を見つめるいつもの優しい瞳。

「は、ぁ…やっ、ぱ、カズさんサイコー」
/ 760ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp