第7章 first mission
翌朝目が覚めると和の可愛い寝顔が目の前に…
和と繋がれた喜びを思い出し顔が綻ぶ。
最初こそ緊張もしたけど和の姿を見ていたらそんなこと感じる余裕もなくただひたすら和の事を気持ちよくさせたいと思った。和の綺麗に乱れる姿をもっと見たいと思ったんだ。
普段は可愛らしい雰囲気の和だけど夕べの和の妖艶な姿には正直驚かされた。滑らかで真っ白な肌がピンクに染まり、背中をしならせ身悶える和は、今まで見てきた何物よりも美しいと思った。
気持ち良さそうに寝ている和をそっと抱きしめると
「んっ、」
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
「ん、大丈夫…」
寝ぼけ眼の和が可愛くて抱きしめてる腕に力を込めた。
「潤くん、苦し…どうしたの?」
「ふふっ、やっと和のリアル抱き枕が出来たと思って」
「まだ言ってたんだ…」
「和は使ってくれてないの?俺の抱き枕」
「べ、別に潤くんのって訳じゃないでしょ!」
「だって俺に似てたから選んだんでしょ?」
「ちがっ!俺は見てただけなのに潤くんが『これにする』って言ったんでしょ?」
ピンクに染まる頬をみれば照れてるのなんてすぐわかるんだけど、和が可愛くてちょっといじわるしたくなった。
「そっか…じゃあ、和はあれ欲しくなかったんだ…」
少し声のトーンを落として言うと
「そんなこと、言ってないよっ」
慌てたように顔をあげ俺を見る和。
「やっぱり欲しかったんだ」
俺のにやけた顔を見るとはっとした顔をして
「…狡い…」
「なにが?」
「今の誘導尋問じゃん…」
「だって和が素直に言ってくれないから…夕べの和は素直だったのになぁ」
「っ!なに言って…」
「可愛かったよ?夕べの和…」
「…知らない…」
そう言ってくるりと背中を向けてしまったから背中から抱きしめ耳元で囁いた。
「素直じゃない和も可愛いけどね」
和がピクッと体を震わせる…
「和の気持ち良くなるポイント覚えたからね…」
更に耳元で話し続けると、和の耳たぶが見る見る内に紅く染まった。