第7章 終・嘘つきとさよなら
テイルスが振り下ろした鎌をルナは漆黒の刀でたやすく受け止めた
『…自分ヲ、取リ戻ス?』
テイ「そうだ!!!! そんな偽りなお前なんてお前らしくねぇ!!!!」
『テメェニ俺ノ何ガ分カルンダヨ!!? 勝手ニ俺二惚レテ勝手ニ助ケテ!!!!』
テイ「お前に生きてほしいと思ったからだ!!!!」
『テメェノ気持チヲ俺二押シツケンジャネェヨ!!!! 生キル? 死ヌ? ンナノ俺ニ決メサセヤガレ!!!!
時ノ番人ダカナンダカ知ラネェガ…!!!!
テメェハ一度死ンダ人間ヲ再ビ生キ返ラセテ命ヲ弄ンダダケダロウガ!!!!!!』
テイ「違う!!!!」
テイルスの鎌を握る力が強くなった
『何モ違ワネェ!!!!』
テイ「俺は心の底から生きて欲しいと願った!!!! お前は誰よりも"人を想う心"が強かったから…!!」
『人ヲ想ウ心? テメェハ上ッ面ノ俺シカ見テナイカラソウ言エルンダ!!!!』
テイ「ぐっ…!」
テイルスはルナの異常な力によって弾き飛ばされた
『誰モ一生懸命頑張ル兄サンヲ認メテハクレナカッタ…!! "銀族"トイウ事ダケデ周リニ冷タイ目デ見ラレ…!!』