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黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第7章 終・嘘つきとさよなら


\一人になどさせない/



ここは…
何処だろう?





【…ルナ】

声が聞こえて、真っ白だった世界が一瞬で桜の木に囲まれた世界に変わった
……綺麗


【ルナ、帰ろう?】



あぁ…
兄さん…
ここに居たのか…

ずっと…
ずっと探していた…



【おいで?】
懐かしい温もり、懐かしい声…





あれ?
俺は今まで何をしていた?





【もう…、いいんだよ…? ルナ…、疲れたろ?】
そっと白い手が俺の顔を包むように頬に当てられる



もう…、いいのか…
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