第7章 終・嘘つきとさよなら
ジャ「…お前は何故、主を助けたんだ?」
テイ「…俺か?」
そちらへ顔を向ければ、テイルスはジャキョウと目が合った
ジャ「初めて出会った時、お前は主を殺すつもりだっただろう…?」
テイ「…あの時は、な? …あいつを見たら、イライラした」
ジャ「…ルナという娘の側に居たからか?」
ジャキョウの問いかけにテイルスは首を横に振った
メイ「では何故…?」
テイ「あいつが、昔の俺に重なったからだ」
=ドドド…=
森の中、水が流れる滝の音で周りの音はかき消される
風夜「~…~…~…!!!!!!」
俯いて全身滝にうたれながら何かを叫ぶ風夜。 何かを、力のかぎり…
何を叫んでいるのか、それは本人しか知らない
\俺か僕か/ 終