第7章 終・嘘つきとさよなら
一希「僕、何デ一人ナンデしょウか?」
赤い模様が入った仮面のせいで、笑っている口元しか見えない一希。 そんな一希を相手は不気味に感じた
「…それは、君にしか分からないんじゃないのかな?」
一希「風夜隊長デモ、分カラなイ?」
「…あぁ」
相手がそう答えると、一希はクスクスと笑い始めた
「…何がおかしいんだい?」
一希「オカシイ? 何もオカシくないヨ」
「…変な奴だな」
一希「変? ヘン? 変はイケない事?」
「…それくらい、自分で調べたらどうかな?」
一希「…ウン、うン…。 僕は出来ル、出来る子ダヨ…」
クスクスと笑い声は聞こえなくなり、一希は壁に寄りかかりながら、そのまま眠りについた…
\一人ぼっちごっこ/ 終