第7章 終・嘘つきとさよなら
\奪還/
ーー…。
風夜「…一先ずは抜けたか…」
隊士の軍勢を切り抜け、途中の別れ道の一つを走り抜けた風夜
風夜「ルナ達は大丈夫だろうか…?」
「自分の心配ハしなクテいいノ?」
聞き覚えのある声が聞こえて風夜はすぐさま刀を構えた
風夜「この声は昨日の…、何処に居やがる!!!!」
「君に僕ハ見つケラれないヨ?」
くすくすと笑う声が聞こえてくる
風夜「ふざけた事を…! 怖くて出て来れないんだろ!!?」
「怖い…? 僕ハ怖くナイよ?
偽物ノ君なんカね」
=ドックン!!=
風夜の胸が高鳴った