第7章 終・嘘つきとさよなら
『近寄るな!!!!』
「人ハ人を思うタビに傷つキ、強クなる、デモ、強くナロうとスル度ニ、怖くナル」
スッと上がった謎の人物の手が目を見開くルナの顔へと伸びる
「強くナル事が当タり前なら、恐怖心を感ジルのも当たりマエ」
『何が…言いたい…!!?』
「ルナは、僕ト一緒、世界カラ弾き出サれタ、僕にモ、君ニも、"何モ無い"」
謎の人物の手はルナの頬に当てられた
『世界から…弾き出された…? 何も、ない…?』
「自分ノ物、アル? 他カら貰ッた物ジャなくテ、自ブんノ"物"」
『自分の物…』
「契約刀も、契約刀の力モ、与えラレたモノ、自分ノじゃナイ、何も、ナイ」
『俺は俺だ…!!』
「ソンナの違ウ」
『違うものか!!!!』
「ジャあ、教エて?
ルナハ、何デ、生きル?」