第7章 終・嘘つきとさよなら
力や回復力が普通の人間よりもはるかに優れている…
だからお前は強いのか…? ルナ…?)
=ガキィンッ!!!!=
雷電「ッ!!?」
速豹「何をボーッとしてるのですか主!!!!」
いつの間にか目の前に実体化して現れた速豹が、振り下ろした葱磨の剣を両手の獣の爪で防いでいた
葱磨「獣と人の姿…! これが噂の契約獣という奴か…!!」
速豹「本物の契約獣を見るのは初めてですか?」
速豹はクスッと笑うと、葱磨の剣を弾いた。 それによって葱磨は数歩後ろに下がって間を取る
雷電「悪い…」
速豹「全くですよ…。 主はあの娘の事を考えると気が抜けすぎなのです」
雷電「なっ//!!? お前俺の心を勝手に…//!!?」
速豹「我と主は一心同体ですよ? 勝手に、だなんて事はありません」
雷電「だからって口にするな//!!!!(怒)」
葱磨「何故戦おうとしないんだ磨斗!!?」
磨斗「だって僕…、戦いなんてっ…」
葱磨「お前は五番隊副隊長なんだぞ!!?」