第6章 ＊理想の世界と現実の世界＊　完結

『…知らない俺の記憶が居る…』
風夜「ルナでも分からない違うルナが…？」

地土「…このままじゃルナは何がなんだか分からなくなってしまう…」
地土は赤い目を開いて真っ直ぐルナを見る




地土「これから話すのは俺の想像に近い事実だ…、…"聞ける"か？」
その質問は、まるで危険な事を確認しているようであった








『…あぁ…』
風夜「なっ!!?　だっ大丈夫なのかよ…？」

『…大丈夫とは言い切れないが…、俺は違う自分の事が"知りたい"』
風夜「そう…か…」

『…さぁ、話してく…ッ…!!』
地土「おっと…」

倒れてきたルナを地土は抱き止めた

雫「ルナ無理してるんじゃ…!!」
地土「…無理しなきゃいけないほどにルナは追いつめられているんだ…」

地土はまた気絶したルナをお姫様抱っこで抱き上げた



地土「雷がカステリャーノ国に戻って"ある事"を調べてもらっている…。　俺が考えている事と重なればルナの混乱した理由が分かる」



だから今は帰って休もう
ルナの為にも…



＼混乱／　終