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黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結


\混乱/



風夜「…オイ、ここら辺マオン国近くじゃねぇか?」
雷電「あ? あー…、確かにな…」

風夜「地土! オイ地土!!」
眠っている地土の名前を呼んで風夜は起こす

地土「う…ん…?」
風夜「ここら辺ってマオン国近くだよな!!?」

地土「んー…、そうだねぇ…。 陸にあがろうか…」
目を擦りながら地土はアクビをした

風夜「一希!」
一希「アイアイサー!♪」

一希はビシッと敬礼をすると、人差し指を立てて皆が入っているシャボン玉を陸へと寄せた





落[はぁああ…、窮屈だったぜ…]
風時「そう、ね…」

落[そんな睨まないでくれよ…;]
ジロリッと背に乗っている風時から落は睨む視線を感じる





『…う…、ん…?』
うっすらとルナが目を開いた

地土「起きた? 俺が分かる?」
『地土…? ここ…、は…?』

地土「ちゃんと分かるみたいだね…」
名前を呼んだルナに地土は一安心した

風夜「ルナ!」
雷電「目が覚めたのか…」

炎火「大丈夫か!!?」
地面にそっと降ろされたルナの周りに皆は集まる
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