第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎火「言ったろ? 皆は必ず黒蝶組に帰るって」
真っ直ぐな眼差しの炎火に雫は強く頷いた
雫「私も、帰るわ! だって、皆が帰るんだから」
地土「君達が決めた事なら何も言わないよ。 …それより、その炎なんとか出来ないの?;」
炎火「この炎か? なんだか一心同体みたいになっちまって、どうやって消すのか分からなくて…」
地土「消してくれ」
炎火「大丈夫!! 俺の意志で"燃やす"って思わなければ燃えないみたいだから!vV」
地土「いやいや、見てるこっちが暑苦しいんだよ」
炎火「なんか酷くね!!?;」
雷電「あっ消えた」
ガーンッと炎火がショックを受けた瞬間、炎火の体から溢れ出ていた炎が消えた
地土「これはもしや…、炎火君を虐めれば出したりしまったりするのが可能…?」
炎火「何で嬉しそうに笑ってんの!!?;」
雷「そろそろ帰らない!!?;」
もっともらしい事を言った雷のおかげで地土は引き下がったが、地土が小さく舌打ちしたのは誰も知らない←
炎輪「…姫」
ぞろぞろと歩き出した地土や風夜達。 そんな中で炎火は名を呼ばれて立ち止まり、炎輪を見た
炎輪「…俺はこれから一体、どうすれば…」