第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎輪は地土の髪色を見てハッとした
炎輪「そうか…、お前の姿が何年経っても対して変わらない理由が分かったぞ…!!!!」
ククッと笑って炎輪は地土を指差した
炎輪「お前は"銀族"なんだな!!?」
雷「銀族…!!?」
その単語にすぐに反応したのは雷だった
雷電「知ってんのか?」
雷「あぁ…。 銀族はこの世でもっとも凶暴な種族と言われる一族の事だ…」
ルナ達は一斉に地土を見た
地土「…お前の言う通り、俺は銀族だ」
地土は嫌そうに顔をしかめた
地土「銀族は三年に一歳しか歳をとらない…。 だから容姿は十年ちょっとじゃ変わりはしない」
炎輪「そんなカラクリがあったとはな…。 …銀族だからお前は生きていたのか…!」
地土「銀族はとてつもない回復力と怪力を持つ。 お前の特殊な武器に驚いたよ…」
チッと小さく地土は舌打ちをした
雷電「俺達が見つけた時は確かに死んでいたのに…」
地土「仮死状態になってたんだ。 脈とかみられたらすぐに生きてると相手にバレちゃうからな」
雷電「さらっと言うな!!;」
炎輪「…お前もそうなのか? ルナ…?」