第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎火「離せよルナ!!!!」
=バシッ=
乾いた音が響いた
『頭に血が昇りすぎだ…、少しは落ち着け』
ルナが炎火の頬を平手打ちしたのである
『お前一人が勝手に突っ走って、雫に何かあったらどうする?』
ルナの言葉で炎火はピクッと肩を揺らした
炎火「…悪い…」
『悪いって謝罪だけで俺が許すとでも…?』
炎火「ひぃっ!!?;」
風夜「ストップストップ!!;」
雷電「落ち着けルナ!!;」
はぁーっと拳に息を吹きかけるルナに炎火はビクッと震え、風夜と雷電が慌てて止める
『…"ちょーヤバッジャンボパフェ"』
「「「…は?;」」」
風夜、雷電、炎火の三人は声を合わせて亜然とした
『あ"?』
炎火「すみません聞き逃しました;」
『だ・か・ら!! 組に帰ったら奢れって事だ!!!!』
炎火「…パフェをか?」
『あぁ! 俺と、風時と、雫の分だ!! 拒否権はないぞ!!?』
ルナは怒った表情のままで炎火をビシッと人差し指で指差す