第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎上の民は水底の民と違って少し気性が荒かった。 だから水底の民はいつも世話をやかせていた
…だから、ちょっとだけ…
「では水龍様、気性の荒い炎上の民を懲らしめてくれませんか?」
ちょっとだけと、軽い気持ちで願ってしまった
水龍様は願った水底の民の一人の女にとりついた
「その願い、我が叶えてみせよう…」
水底の民の巫女という存在は、水龍様が入る器の事である
水龍様がとりついた水底の民の一人の女は同じ一族の者に力を分け与えた。 それを"特殊能力"
「さぁ、炎上の民を懲らしめてやるのだ」