第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\二つの守り神/
ずっと、ずーっと昔…
二つの種族は一つになって仲良く暮らしていた
海の、水のような姿が特徴の一族・水底の民
燃える炎のような姿が特徴の一族・炎上の民
それ以外に二つの種族に違いはなかった
そんなある日の出来事
「水龍様」
水底の民の一人の女が、"水龍様"を見つけた。 何千年も昔から封印されていた存在の水の神様
「我を救いし者よ。 我は主に力を、栄光を、富を」
全てが狂い出した
水龍様を見つけた水底の民の一人の女は水底の民をまとめる"頂上(シーマ)"、一番偉い者
少しだけ、炎上の民を嫌っていた