第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\真実と後悔/
ーー。
『…結局、地土は行方知らずなままか…』
炎火「悪い…、情報じゃ外に出て行ったって聞いたが…」
翌朝、皆は円を描くように座って話し合っていた
落[…そういえば…]
前足をきちんと揃えて座っている落がふと何かを思い出すように呟いた
『何か心当たりがあるのか?』
落[あぁ、一週間前くらいに地土の奴が連絡を取ってるのを見かけたんだ]
風夜「連絡ぅ?」
落[ホラ、情報屋っつう奴の…]
『雷電の父親か…。 …嫌な話し合いしか思い浮かばないのは何故だ…?;』
「「「「…」」」」
『やっぱりあの二人がグルか!!!!(怒)』
ちくしょー!と叫んで壁を殴るルナ。 落ち着け←
一希「…じゃあ、地土は話し合いで約束でもしてたのかな…?」
優「それで先に帰った…。 …地土ならありそうだけど、一言も言わずに帰るだなんて…」
『待て、まだ帰ったのかは決まってないだろ? …半分に分かれるとしよう』
風時「半分に? 何でるぅちゃん?」
『半分は組に帰る、そんで残りの半分はここに残るんだ』
炎火「わざわざか? なら"伝令てんとう虫君"使えばいいじゃねぇか?」