第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雫「私はっ…、貴方とっ…!!」
炎火「違うのか違わないか答えてくれ!!!!」
雫「ごめんっ…なさいっ…、私はそうするしかなかったのッ…」
炎火「こんなッ…!!」
炎火はギリッと唇を噛み、グッと拳を握って雫を見た
炎火「こんな思いをするくらいならッ…!!!! お前と出会わなければよかったんだッ!!!!」
目を見開く雫の真横を炎火は通り過ぎて行った
雫「炎火ッ…! 私はッ…!!!!」
炎火「もううんざりだッ…!!!! 話なんて聞きたくないッ!!!!」
振り返り、走る炎火の後ろ姿を見つめる雫
炎火が振り返る事はなかった…
地土「雫ちゃん…」
雫「広原さん…
ごめんなさいッ…」
\炎上の民と水底の民/ 終