第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎輪「来たのか…、逃げ出さなかった事には関心だよ」
炎火「雫に何かしたのか!!?」
炎輪「姫、ちゃんと話を聞いていなさいよ?
さぁ、話してくれるかな? 君は白? それとも黒かい…?」
炎火「一体何を…?」
雫「炎火…、ごめんなさいっ…」
ポロポロと涙を流して泣き出した雫
炎火「何で謝る!!? やっぱり何かされたんじゃ…!!」
炎火はすぐさま雫に駆け寄ろうとした
雫「私っ…、貴方に嘘ついてたっ…!!!!」
水底ノ民ハ嘘ツキナンダヨ?
炎火「嘘…ついて…た…? …何だよ…、何を脅されてんだよ…!!?」
炎火は途中で止まっていた足を一歩前へ…
雫「私は誰にも脅されてないわっ…!! 十年少し前っ…、私は貴方が炎上の民の頂点に立つ司馬羅の息子と分かって近付いたっ…!!」
炎火「やめろよっ…!! そんな嘘なんて…!!!!」
雫「炎火と仲良くなってっ…、騙してっ…、私の家へ連れてってっーー…