第5章 *一番大きな感情編* 完結
地土「…もう、会えないのか…?」
《…会えない》
地土「っ…!! 卯!! 最後に一目見させてくれ!! お前の姿を…!!!!」
《無理だ》
地土「無理とか言わないでくれっ!!!!」
《…目をつぶれ》
卯の言葉通り、地土はそっと目を伏せた
《俺はいつだってお前の中に居る。 忘れるな、俺がお前の契約刀だった事を…》
地土「…あぁっ…、忘れないッ…!」
《それでいい…》
地土は目を開くと、真っ白な空間は砕けるように少しずつ消えていく
地土「卯!! 元の世界へ帰っても俺を忘れるな…!!」
《忘れない…》
地土「俺も絶対に忘れないッ…!!」
《忘れたら許さない…》
地土「卯!! お前も俺の家族だ!! 終わりの時が来るまで永遠に愛してるからな!!?」
《くさい台詞だな、俺は言ってやらねぇからな!!?》
地土「言えよ!!?」
だんだんと真っ白な空間は砕けてなくなっていった
《でも、俺はお前の事…。 嫌いじゃなかったぜ…》