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黒蝶組~ブラック.バタフライ~
第5章 *一番大きな感情編* 完結
\月見て兎は跳ねた/
ぴょーん
ぴょーん
跳ねても跳ねても空に浮くあの月には届かない。 そんな兎を少年は笑った
兎は馬鹿にされたと思ったが、それは違かった
いつか届くといいね
少年は温かく見守るように笑った
でも兎はそれが嫌だった。 こんなに期待されていたら、いつやめられるか分からなかったからだ
満月に届くなんて無理なのに…
自分が壊れるまで世界に償う、だなんて無理なのに…
地土「…あれ?」
地土が目を開いたら、そこは真っ白な世界…。 でも、見覚えはあった
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