第5章 *一番大きな感情編* 完結
雷電「俺達が契約刀使いになったのは選ばれたからじゃない、"選んだ"からだ」
炎火「雷電の言う通り…。 風時、お前は自分が選んだ事を後悔したりはしないか? この手紙に、どんな事が書かれていたとしても…」
ルナや皆が見つめる中で、風時は…
風時「…見ますっ…!!」
力強く頷いた
炎火「…なら、見るといい」
雫「炎火…」
炎火「はは…、俺ってこんなキャラじゃないのにな…」
雫「うん、本当に炎火?」
炎火「酷ぇっ!!(泣)」
炎火に疑いの目をぶつける雫二人をよそに、風時は雷電から手紙を受け取って目を通し始めた
[雷電君へ
この手紙を読む頃には、俺はもうここ(海の家の集会所)にはいないだろう
地土「…雪、生きてる?」
雪「ぐっ…、はぁッ…」
うつ伏せに地に倒れている雪の元で地土は屈んだ
地土「聞いてくれるかい? 雪。 俺の頼みを…」
本当に身勝手な俺を君達は許してくれるかな? 謝りなんかしないけどね?
いきなりだけど、俺の次の黒蝶組のリーダーはルナに任せる。 拒否権なんかないよ?