第5章 *一番大きな感情編* 完結
【変な、感じ?】
【…あ、消えた…】
少年とはるは何事もなかったようにいつものようになった
…俺が何かしてたのか…?
【やっぱりスッゲェ…!! 地土スッゲェ!!!!vV】
瞳をキラキラさせる少年。 …何処か雪に似ているような気がした
そう思ったら
無償に二人に会いたくなったーーー…
【あっ、僕の髪は染めてあるんだよ?】
【染める…。 そういう手があったな】
【そめるって何?】
【髪を好きな色にする事が出来るんだ】
【いいなぁ! 私ピンク色とかに染めたいなー…】
【高かったけど、母さんが僕が不自由にならない為に染めてくれたんだ! …でも、耳が尖ってるせいで微妙なんだけどね】
少年はあははっと苦笑いした
…こんな田舎の場所なのに、耳が尖っているだけで意味嫌われるとは…な…
【地土は染めた事ある? それって地毛??】
少年は俺の髪をじっと見上げる
【染めた、さ…】