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黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第5章 *一番大きな感情編* 完結



【え…?】
立ち尽くす子供達


俺は俺の足を蹴った子供を斬った。 片手に鋭く光る契約刀を手に…
刃からは斬った子供の血が垂れ落ちている



【我の足を蹴った代償だ…。 お前達も我に殺されたくなければ………去れっ!!!!】
【うっ…!】

【うわぁあああ!!!!】
子供達は悲鳴を上げて一目散に逃げ出した

【ふん…】
鼻を鳴らして一息つき、俺はチラッとはるの方を見た。 はるは亜然と立ち尽くしている


…これから一緒に行くのに大丈夫なのか…?


そう思っていたらまだ少年を掴み持っていた手が振動を感じている事に気づき、少年の方に視線を移した


あー…、震えてる。 こいつも餓鬼なんだな…





【スッゲェー!!!!】
バッと俯いていた顔を上げた少年。 …目がキラキラと輝いている…



【………何?】
【ん?あれ? 聞こえなかったのか?? スッゲェー!!って言ったんだぜ?】

いやいや!! 聞こえてましたけど!!?


【違う、我が言いたいのはそういう事では…】
【え、じゃあ何!!?】


…元気な少年だ…
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