第5章 *一番大きな感情編* 完結
俺の事が……、何?
救急箱を持って戻ってきた彩の声によって雪の言葉は聞けなかった
【…何? 雪…?】
【ッ…。 …うっううん、何でもないっ…】
雪はフルフルと首を横に降る。 …少し頬が赤いような…? 風邪、か?
【地土! 脱いでっ!!】
【………は?】
【脱いでってば!!!!】
【ちょっ彩!!? いきなり何を言いd【今の状態じゃ、脱げない…】そっち!!?;】
体を起こす力も残っていない俺を二人は起こして座らせる状態にした。 倒れそうになる俺を雪が後ろから支えてくれている…
彩は器用にハサミで血塗れの俺の服を切って床に落とした
【ッ…//】
彩の手が止まった。 …あ、彩の指に血が付いてしまっている…
【すまない…】
俺は彩の手の血を拭ってやろうとしたが服は全て血塗れ…
【って何すんのさ地土!!?】
【彩の指について…る血を、お前の服で…拭いてるんだ…】
【僕の服は血塗れになってもいいと!!?】
【雪…。 お前は、いつからツッコムようにな…った…?】
【もっもういいよっ馬鹿地土!!】
何故怒る? …ってか、雪に馬鹿と言われるとは…
【ッ…!!】