第5章 *一番大きな感情編* 完結
\悪魔の道への第一歩/
結局、あの疑問を彩と雪は答えを出す事は出来なかった
…まぁ、いきなりあんな事聞かれたら答えられないもんね…
…それよりも…。 最近
彩の様子がおかしい
【…彩?】
【…】
【彩!】
【ん?う? どうしたの雪??】
【呼んでるのに彩が返事しないから!】
【うっ、ごめんね;】
ちょっと拗ねたように頬を膨らます雪に彩は苦笑いしながら謝っていた
…あの質問をした日から、彩はボーッとする事が多くなった
…あの日の質問を気にしているのだろうか? いや、気にしていたら彩はすぐに俺に聞きにくるはずだ…
じゃあ、違う事で悩んでいるのだろうか…?
【地土! そのジュースって美味しいのか!!?】
雪が指を差す先には…
【これは珈琲という飲み物だ。 ジュースじゃない】
【こーひ…? ジュースと飲み物って違うの!!?】
【疑問そこか。 違うに決まってるだろ】
俺は珈琲に砂糖を二杯、ミルクを一杯入れた