第5章 *一番大きな感情編* 完結
『…!!?』
地土がルナの両目を手で覆い隠した
『ちっ地土…?』
地土「…彼女の…目を、見ちゃ…いけ、ない…」
途切れ途切れに話す地土は苦しそうだ
彩「…風時…は?」
雪「…あの子だよ」
雪はルナを指差した
彩「…地土、風時を私に返して…?」
地土「…風時は、俺の…子、だ…!」
彩「確かに私と貴方の子…。 だから、返して?」
地土「断る!!!!」
地土は彩に向かって怒鳴った
すると
彩「どう…してっ…?」
彩が突然泣き出した
それを見て、雪や和真達はすぐさま彩の元に集まった
風夜「…? 何だ…?」
地土「…!! お前達っ!! 耳を塞げっ!!!!」
彩「…狂ってしまえばいい…」
=ドックン!!!!=
彩の言葉を聞いて、地土や風夜達の鼓動は一斉に高鳴った