第5章 *一番大きな感情編* 完結
『地土』
ルナは海の家の前で立っている地土の隣に立った
地土「…ルナ…」
『そんなボケーッとしてちゃ、襲われた時にすぐ対処が出来ないぞ…』
地土「…分かってる」
『…風時は俺達の仲間だ。 渡すわけにはいかない』
地土「…分かってる」
地土は俯きながら呟くように答える
『…お前、ちゃんと寝てるのか…?』
地土「寝不足…かな。 えへっ」
『えへっ。 じゃねぇだろ! 馬鹿かお前は!!?』
地土「ルナよりは天才かな?」
『ブッ殺すぞ』
地土「冗談だって」
ボキボキと指を鳴らすルナに地土は苦笑いした
『全くお前って奴は…。 大丈夫なのか大丈夫じゃないのか…』
地土「大丈夫に決まってるでしょ? 俺を誰だと思ってるのさ? 黒蝶組リーダーで、マオン国の支配者だよ?」
『分かったから指輪をチラつかせるな。 反射して眩しい』
地土「ビームvV」
『眩しっ! ガキじゃないんだからやめないか!!!!(怒)』
ルナは太陽の日差しで反射する光に目を細める
地土「ルナ、君は戦う事は許さないからね?」
『なっ何でーー…!!?』
風が、変わった