第5章 *一番大きな感情編* 完結
\君は誰? 初めまして/
風時「あ、いけない…。 部品が足りないや…」
ガチャガチャと機械の部品を組み重ねて作っていた風時は気付いた
今の時刻は夜、真夜中というわけではないが黒蝶組のメンバーは寝ている
風時(落に一緒について来てほしかったけど…。 寝てるからしょうがないよね…)
風時は熟睡している落を見て一息ついた
風時(しょうがない…。 僕一人で行って来ようかな…)
風時は一人、夜の街へと買い物に行く事にした…
ーー。
風時「…あれ?」
パチパチと瞬きをする風時は道を彷徨っていた
…いわゆる、迷子というやつだ
風時(どっどうしようっ…。 大人しく明日明るい時間に行けばよかったっ…)
見渡すかぎり闇の野原
幼い風時には恐怖と不安しか感じられない
すると
=ジャリッ…=
一つの足音
風時「ッ…!!? だっ誰か居るんですかッ…!!?」
「どうしたのかな? こんな所を一人で…?」
足音の主は、一人の男だった