第5章 *一番大きな感情編* 完結
雷電「…やけに詳しいな?」
雷電は目を細めて炎火を見た
炎火「…俺の生まれた地では有名な話だったんだよ。 こっちのマオン国じゃ離れすぎて話なんてないけど…」
『特殊能力者か…。 随分と厄介な奴等と知り合いだったんだな』
地土「…」
風夜「…幼馴染みなら、奴等の能力は分かるだろ…?」
優「相手は風時を奪おうとしてるんだ…。 …もちろん、こっちには渡すつもりはない」
一希「そうなると戦闘は避けられなくなるかもね…」
雷電「…お前は戦えるのか? …地土」
俯いたままの地土を皆は見つめる
地土「…戦うよ。 だって…
風時は俺の"実の子"なんだから」
ゆらりゆらり
ゆっくり揺れる感覚が心地良い…
「風時ー…」
誰…?
「貴方は 。」
聞こえないよーーー…