第5章 *一番大きな感情編* 完結
\海はずっとではない/
おはようございます
…あ、もうお昼時間なのでこんにちわですね!(焦)
僕は風時です
義父がつけてくれた名前です
"時が風のように過ぎていく"という意味でつけたらしいんですが、10歳の僕にはよく分かりません;
本当のお母さんとお父さんは顔も名も覚えてなくて、広原さんに拾われたのです
広原さんには感謝していて好きです。 本当のお父さんみたいに優しいけど、何か不思議に感じるんですよね…
「グルル…」
風時「うきゃ!!? …なっなんだぁ…落だったのね…」
この白い大きな虎は落という名前の男の子
…組織・鷹の爪にいた元は"人"
禁断を犯した天罰か何か知らないけど、獣の姿にされてしまったようで…
落「グルルッ」
風時「大丈夫ですよ! 貴方は僕がちゃんと戻してあげますから」
言葉は分かりませんが、不思議と心が分かる感じがして……歳が近いような気がするのです
落は沢山の画面の前に座ってパソコンのキーボードをいじっている僕の隣に座り
僕は落のフワフワした毛の体に寄り添いながら今日も元に戻る方法を探す研究をしているのです
地土「風時、海に行くから支度しなさい?」