第5章 *一番大きな感情編* 完結
雷電「よしよし。 さすがに昔、地土から習ったから覚えてるよな」
風夜(あれ? そうだったっけな…?;)
雷電「…次の説明に行っても大丈夫か?」
風夜「え!!? だっ大丈夫に決まってるさ!!!!;」
雷電「何故焦る?」
雷電はハァッとため息を漏らす
雷電「…歯車賭とは、自分の契約獣に与える力の事だ」
風夜「さっき言ったそのまんまだな」
雷電「黙れ」
速豹「…; …歯車賭は我等契約獣の力の源であり、食でもあるのです」
風夜「食!!?; まさか自分の主を食うのか!!?」
速豹「はっはっは… 面白い事を言いますね風夜殿」
風夜「顔も目も笑ってないぞお前」
速豹は口で笑いながらも、表情は無である
雷電「…食と言ったが、歯車賭とはちゃんとした形になってるのか…?」
風夜「あ、確かに! じゃなきゃ食えねぇよな」
速豹「はい。 実体化するごとに一ヶ所、主の体を食させて頂いてます」
雷電「へぇ、俺の体の一ヶ所を………………ってちょっと待てぇぇええ!!!!;」
速豹「何をそんなに焦りますか? 冗談でございますよ」
雷電「お前が言うと冗談に聞こえねぇよ!!;」
風夜「体の一ヶ所を…だと…!!?」