第5章 *一番大きな感情編* 完結
\魔の書の新発覚/
マオン国、島の中心に巨大な壁に囲まれた大きな国
絶対に壁を越えて侵入出来ないほどの壁
もちろん、壁に穴を開けて侵入だって出来ない。 厚い厚い壁
この国を支配する者。 それが俺、黒蝶組のリーダーも務めている
もうかれこれ生きていて、今年で27歳になる
自分で言うのもなんだけど。 周りから信用されて、頼られてるのさ
つい最近、梅雨の時期が終わった。 ジメジメした毎日とおさらばし、夏が来た
夏は何もしてなくても汗をかくからあまり好まない時期だな
寒い冬よりはマシだと思うけどね
同じ黒蝶組のメンバー達は自分よりもまだまだ子供で、青い
毎日騒いでは事件ばっかり起こす。 梅雨の時期の時もスッゴく大変だった
雷電君が迷いを生んで、死ぬか廃人になる所だったし
優君は親父さんが死んじゃって、親父さんの代わりに敵の党首を倒しちゃったし…
夏くらいの間はゆっくりさせて欲しいなぁ…
沢山の子供達の面倒を見切れるほど、自分は慣れちゃいない
あ、義娘は別だよ? あの子は賢くて、遠慮ぎみな所もあるけど。 いい子だ
今の所の問題は、ルナだ