第4章 *因果と雨編* 完結
雷電「ハァッ…!!」
炎火「クゥッ…」
雫「ハァッ…ハァ…」
地土が立ち去ったお陰で、一同は一斉に止まってしまっていた呼吸をし始めた
風時「ハァッ… 僕ッ…あんな広原さんッ…初めてッ…見ましたッ…」
炎火「俺もッ…だぁッ…」
雷電「おそらくッ…あれでもッ…ハァッ…威圧をッ…抑えてた方ッ…だッ…」
風夜(あれでも地土の本気でもなかったって事なのか…? 一体どんだけの力を持ってんだよ…!!
…それにしても… 地土が本気になりかけるほど…
ルナは一体どうしたっていうんだ…?)
『…~…~…』
地土「…大丈夫だよ、ルナ」
廊下を歩きながら、部屋へと向かう途中の地土
『…~…~…』
地土「大丈夫、ルナには皆が居るから…」
今でもルナは何かを呟き続けている
地土「消えたりしないよ、皆一緒さ、大丈夫…」
そんなルナをあやすように話しかけ続ける地土
『…~…~…』
ルナはただ、ただ… 同じ事を繰り返して呟いていた
その言葉は…