第4章 *因果と雨編* 完結
\優と幻狼の契約/
【おいテメェ!! 反撃してこねーと本当に殺すぞ!!?】
血塗れになっても、傷だらけになっても
抵抗しないお前が嫌いだ、大嫌いだ
【…どうして戦わなきゃならないの…?】
弱々しい声で問いかけるお前
【当たり前の事を聞くな! 強い者が上にのし上がれる…!! 自分より弱い奴を支配する為だ!!】
【そう………じゃあ、僕の負けでいいよ…?】
負け犬、か
【テメェは俺の力が欲しくねーのか!!? この世界で契約獣の力は壮大…!! あっさり諦めんのかよ!!?】
【…君は不思議な事を言うね…? 僕、君の力が欲しい訳じゃない…】
【ア"ァ"!!?】
【手伝って…欲しいだけさ…】
こりゃ傑作だ 俺に手伝って欲しい? 赤子の発想かコラ
【そんなんで手伝えてもらえたら苦労しねーっつうの!!】
【まぁ…そうだよね】
何で笑ってんだよ…