第4章 *因果と雨編* 完結
雷電「確かに俺の覚悟はあっけないものだった… だが! 俺の覚悟をくだらないとは言わせない!!!! 例え俺の契約刀だとしてもな!!」
速豹「…覚悟とは心の叫び… 願い… そして、"苦痛"」
速豹は豹の手をした片手を雷電に向けて伸ばすと
=ジャキンッ!!=
鋭い爪が急激に伸びた
雷電「…!!?」
速豹「言葉では心を聞く事は出来ません… だから
貴方の肉体、精神に呼びかける事にしましょう」
そう言い終わった速豹の姿は、雷電の視界から消え
速豹「さぁ…」
声はすぐ真後ろから聞こえた
=ズグッ…=
速豹「答えてくれますか…?」
雷電「グッ…」
速豹の三本の爪が、雷電の腹を背後から貫いた
速豹「貴方の覚悟を…
死ねば終わりですがね」