第4章 *因果と雨編* 完結
\正義のヒーロー/
【お前は第四十二代目の高野族党首だ、父の意志を継ぐのが子の役目だ】
【…はい…お父さん…】
僕は言われたままの事をするしか出来なかった
【あんたぁ…子供なのにしっかりしてるんだな…】
子供なのに大人のような子供、それが僕だった
【見ず知らずのわいを助けてどうするんですかいお前さんは…?】
特に理由はなく、ただ助けて 場所を与えて 役割を与えて…
【優坊ちゃんに拾われて俺達は感謝してます】
【優さんは優しいんですね】
どうして笑っていられるのかな?
他に与えられた役目を喜ぶのは何故? なぜ? ナゼ?
【優さんは何か夢はありますか? 子供は夢を持つべきですよね!】
夢…?
…僕は何がしたいんだろうか…?