第4章 *因果と雨編* 完結
倉庫の中からガチャンッと音がし、シャッターが自動で上がり始めた
風夜「お前が言わないんなら
俺自身が直接確かめるしかねーだろ? 」
風夜は顔を優の方に向けてニッと笑った
優「…ありがとう、風夜」
優もつられるように笑ったが
一瞬
悪魔のように笑みを浮かべる小さな少年が、セピアで見えた
優(……誰だ……?
俺はこいつを……
知らないーーー…!!)
風夜「さ! 行こうか!」
倉庫の中から風夜が持ってきたのは
優「…バイク…?」
風夜「そうだ、バイク乗れるのが
優だけだとでも思ってたか?」