第4章 *因果と雨編* 完結
『まぁ…な…、優は地土の次に年上だしね…』
地土「まぁあんまり年は関係ないけどね♪」
風夜「だが!! 関わっていた連中の事くらい教えてくれたっていいだろ!!?
地土は何か知らねーのかよ!!?」
地土「知らないよ、俺は情報屋でもないし」
雷電「俺なら、知ってるぞ」
飲み物を口に含み、喉を潤した雷電が振り向いた
地土「へぇ、優君とはあまり喋らない雷電君が知ってるだなんて」
雷電「知ってるから関わらないって事もあるだろ?」
風夜「知ってるって本当か!!?」
雷電「あぁ、そんなには詳しくないが…
優は高野族と呼ばれる組の跡取り息子なんだ」
風夜「跡取り…? 高野族って一体どういう組なんだ?;」
雷電「高野族は組というよりも、チンピラを集めた集団に近い存在だ
その集団の先頭に立っているのが"高野 元路(タカノ ゲンジ)"
優の父親だ」
風夜「…じゃあ優は…」
雷電「その集団の次の頭になる……という事だな」
雷電の話に沈黙になった
『…なら、優は次の頭になる為に昨日…?』
沈黙を破ったのはルナ
雷電「多分そうだろう」