第8章 距離感
『えっ…………………』
なにそれ、
どういうこと………?
エルヴィンさん、何を言っているの…………?
私はびっくりしているのと嬉しさなどで頭がぐしゃぐしゃになっていた。
答えないと…………
『あ、あの_____』
『…………この本を君は選んだんだね、』
エルヴィンさんは私から離れると私がとった2冊の本を手にした。
『俺もこの本はおすすめだよ、ぜひ読むといい。』
『えっ………あ、はい、わかりました………あ、あの、エルヴィン副分____』
『さぁ、今日はもう遅い。部屋へ戻りなさい。』
そう言うと私の肩を抱きドアの方へとエスコートしてくれる。
『おやすみ、』
『お、おやすみなさい……………』
エルヴィンさんは優しく私の頭を撫でるとドアを閉めてしまった。
……………きっとお仕事でも溜まっていたのかな………
でもそれにしては変な感じだったな……………。
『…アン?』
私に声をかけてきたのはミケさんだった。