• テキストサイズ

FAIRYの妖精

第3章 1.久しぶりの再会


~ side ~


「おい、本当にいいのか?」


タクミが依頼主に改めて聞く。


「ああ、もういいのだ。ニルヴァーナもなくなった今、ワシにはもうここにいる意味がない」


そう言って一人空を見上げる今回の依頼主。









化猫の宿のマスター ローバウル





「ワシは、この世界に長く居すぎた。だからもう終わりにしようと思ってな、それでお前たちを呼んだのじゃ」


「でも、そしたらウェンディーは…」


「大丈夫、あの子にはもう本当の仲間がいる。だからあとはよろしく頼みます」


「……分かった」



そしてしばらく広場で待っていると着替え終わったみんなが来た。


「あれ、たちは着替えなくていいのか?」


「うん、まあね」


「?」


ナツに聞かれ曖昧に答える。


だって言えるわけないじゃん。


これから成仏をするからって。


そして、マスター ローバウルはみんなにお礼を言いニルヴァーナの真実を告げる。


自分自身についても…



/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp