第2章 太宰治/やる気の出し方
するりとスカートのナカに手を忍ばせる。
「や!だめ!!そこはだめ、いやっ!!」
「嫌? もうこんなに濡れてるのに?」
わざと音を立てて指を出し入れする。
「ほら、聞こえる?」
「や…やめて…おねが…い…」
「ふふ、身体はこんなに正直なのにね?」
指のスピードを上げれば、比例して喘ぐ声も大きくなる。
脚も震わせて…もう限界かな?
「や、あ、ぁん…あっ、だめっ、だめぇっ!!」
「いいよ、イッて?」
「ぁ、ぁぁぁぁぁ!!///」
大きく震えて、果てたみたい。
崩れる彼女の身体を支えて抱き締める。
「どう? 気持ち良かった? …聖子」
彼女の名前を呼ぶのは初めてかもしれないね
力無く弱々しく反応する姿も可愛い。
でもね、まだだよ。
まだ、休ませてあげないよ。
「太宰…くん…?」
縛っていたスカーフを外して、彼女を屋上のフェンスに捕まらせる。
「しっかり、捕まっててね?」
「え…? ひゃあ///」
まだ敏感なそこへまた指を這わせる。
もう羞恥心なんて感じている余裕もないようで。
可愛い声で喘いでくれる。
「さて、そろそろ挿れていいよね?」
「だっ…だめぇ!!」
「…っく、狭い、ね…」
「やぁっ、ぁぁぁぁ…」
ブチブチと繊維が切れる音と
流れる紅い鮮血と
彼女の泣き声
だいぶ慣らしたとはいえ
やはり初めてとなれば相当な痛みがあるのだろう。
「力、抜いて?」
「む…無理、っひく、だよぉ…うぅっ…」
大粒の涙を流しながら痛みを耐える彼女。
涙を拭って、抱き締めながら頭を撫でる。
「…聖子、愛してるよ」
「……嘘」
「え?」
「太宰くんのその声は…嘘、付くときの、声…」
あらら?
この手の嘘を見破られたのは初めてだよ。
ちょっと、驚いたかな。
そんな中、チャイムが鳴って校庭に人影が次々に現れた。
「おや、あれは敦君に芥川君だね。そっか、1年生は次体育かぁ」
「…っ!!」
「ふふ、大きな声出しちゃうと見付かっちゃうかもね?」
ナカが締まったから、きっと羞恥にまみれた可愛い顔をしているんだろうね。